年功序列の信奉者には注意

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日本はまだまだ年功序列社会です。

一般企業は段々年功序列が壊れつつありますがそれでも企業の序列を確定する中心的価値観は年齢です、政治家(親が力のある政治家だとちょっと違う?)、公務員、教員、医師、スポーツ業界等、年齢で収入と地位の大部分が決まります。

日本の競争力をそぐ原因の一つが、年功序列、部活に代表される1歳違うと先輩という意識だと思います。年上は敬えといいますが、年齢を重ねて人格や考え方に深みが出るから自然に多くの人から尊敬されるわけで、おじいさんになったら尊敬されるわけではありません。年を取るだけで尊敬を得て、社会的地位やお金を得る社会に活力が出るわけがありませんが、日本はかなりの部分そういう社会です。基本的に年功序列は人口ピラミッドが、きちんとピラミッド型をしていれば、幸福度はどうかわかりませんが、社会はそれなりに回っていくと思われます。馬鹿な上司にも我慢していれば、40代手前ぐらいで遅くとも自分の裁量でできるポジションに多くの人が付くことができるからです。まあ、我慢している期間が短くて済みます。その後も色々あるでしょうが、現在の若手の状況よりましでしょう。なんで年功序列は今「悪」なのか? 理由を列記します。

1)  人物評価に 「年齢」 という大きなバイアスがかかる。

これが本質的に大問題です。年功序列の社会では、実力評価が決して正しく行われません。スポーツなら、勝敗が明らかになるので、年少でもレギュラーになれますが、通常の仕事ではそうはいきません。人の見る目無くして、企業や社会が育つでしょうか? 効率は最低の社会であると言わざるを得ません。組織のダイナミズムは失われ、より実力優先で国の体力がある米国に勝てる要素はありませんね。

2)大きな組織に本当に柔軟性のある思考ができる良い人材が残らない。

柔軟性の高い人にとって、年功序列はよほど良い上司(年功序列の中で生きながら適材適所を本当に優先でき、年上だからという理由で当たり前の事を当たり前に判断実行できる上司)でもいない限り、ストレスにしかなりません。取りうる行動はいくつかありますが、一つは面と向かって上司に反発する。上司と喧嘩になっても言い負かしてしまうので余計組織の内部はギクシャクします。二つ目は適当に上司をあしらいながら、自分の裁量が増えるポジション獲得に動き、会社を変える機会を伺う。自分に自信があり、行動力があるので、海外に行ってしまい日本の国力を削ぐこともしばしばでしょう。田舎に隠遁して自分のコミュニティをつくってしまう人もいると思います。それはそれでありですが、日本の国力をあげるという視点ではマイナスですね。三つ目は、思考が柔軟でも実力が突出し運もなければ、転職もうまくいきませんので、諦めて年功序列思考に染まり会社で生きていく。自己肯定するために極端な年功序列思考、自己保身優先思考にな可能性もあります。 どういう行動をとろうが日本のためになるとは思えませんね。

3) 人口減少社会に非常に相性が悪い価値観である。

少なくとも本当に理論的思考を持つ人間は人口減少社会で年功序列のメリットを見いだせないと思います。昔は戦争で上がいなくなってしまったので若い人間が責任ある仕事をやらざるを得ず、ポジションが回ってきたのです。そこを理解せずに自分の成功体験を下に押し付けて頑張らせ、頑張らない人間は排斥し(もっとも賢い人間は自分から出て行くのですが)、ポジションが回ってこないのは自分より努力が足りないからだと威張りながら、努力をやめてしまった上司はあなたの周りにいませんか? いたらついていくのは無駄です。人口減少社会では上の人間が上のポジションを待ってますから、大胆な人事を行う会社以外ではあなたがいくら頑張っても自分の裁量は増えません。イコール、面白いやりがいのある仕事は回ってきませんし、ちょっとおかしい思考回路の、そろそろ判断の鈍ってきた上司の言う通りに動かないといけないにで成果も出ません。年功序列という意識が組織の判断を根本から狂わせるのです。

どうでしょうか?

あなたの職場に思い当たることはありますか?

上司を尊敬できるならそれは何よりですが、日本にどれほどの本当に尊敬できる上司がいるでしょうか?

人の評価は過去の業績ではないですよ、今の立ち振る舞い、言動、成果で判断しないといけません。よくよく考えてみてください。年功序列否定派で大きい組織を作って対抗できれば一番なのですけどね。

最後に年功序列を否定した場合、どう働きを評価するかが非常に重要になります。働く時かではなく成果ですね。 上司に必要なのが人の観察力だと思います。 優秀な技術者でも人の観察力がない人は責任を限定した方が良いです。

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