ホールディングス化の影響について

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保有株のITbook がホールディングス化してITbook ホールディングス(1447)になりました。 株価は500円から上がるかな? と期待しましたが、現在のところ1割上昇程度に収まっています。統合前のPERを忘れたのですが、PERはむしろ上昇したような気がしますので、今後の利益率向上次第と思います。

さて、今回ITbookはホールディングス化したのですが、ホールディングスになると何が違うのでしょうか?調べてみました。

ホールディングスとは、いわゆる持ち株会社の事です。

1997年に独禁法改正で、持ち株会社を作る事が可能となりました。

実は持ち株会社とは、旧財閥が取っていた形態であり、GHQの財閥解体を契機に作る事が禁止されていたとのことです。よって、むしろ古い形態の株式保有形態なんですね。

それが、金融ビックバンにより、1997年ふたたび解禁された、という経緯があるようです。

何故ホールディングス化する企業が多いのでしょうか?

それにはいくつか理由があります。

まずは、グループ全体の意思決定が非常に早くなることです。傘下の企業の事業の運営は各企業の責任で独立採算運営とされ、ホールディングスはグループ全体の意思決定に特化・専念します。

また、事業ごとのリスクを分散します。例えば5社からなるホールディングスは、A社の利益が減少しても、他の4社の利益で補う事ができれば、決算としては増益とすることができます。A社が赤字でも、A社だけ売却すればグループは存続できることになります。

人事制度も各社に任せる事になりますので、事業に応じた人材採用ができます。

また、時価総額が大きくなりますので、企業の敵対的買収を防ぐことにもなります。

他にも、損金算入が増えて決算で有利である。交際費も各社で800万円ずつ認められるなど、決算に有利です。

以上の様な有利な点があり、最近はホールディングスを作る会社が多いのです。

しかし、デメリットもあります。一つは、事業ごとにグループ会社が独立して動くため、各グループ会社が都合の悪い情報を隠したりする可能性があります。また、事業会社はそれぞれ独立で動きますので、対立が生じやすいといえます。また、会社ごとに部門が重複し、全社コストが増加しがちです。会社の設立費用もかかることがあります。

投資家目線で言うと、証券会社の情報の連続性がなくなるのはちょっと困ります。

チャートにしろ、企業業績にしろ当面データがありません。

ホールディングスの設立方式は次の3つがあります。

➀ 抜殻方式: 事業を会社分割で子会社に移し、自身が持ち株会社に移行する方法です。新海社を設立する手間がかかりません。NTTやイオンがこの方式を採用しています。

➁ 株式移転方式: 持ち株会社となる親会社を新規に設立します。その際、「株式移転」にて自社のすべての株を親会社に取得させます。「株式移転」とは、自社のすべての株式を新設される親会社に取得させる方法で、既存の自社株主にはその代わりに新設親会社の株式が交付されます。バンダイナムコホールディングスがこのタイプです。

③ 株式交換方式: 株式会社が発行済み株式の全部を他の株式会社または合同会社に取得させる方法です。これにより自社は取得させたほかの株式会社、もしくは合同会社の100%子会社となります。

今回のITbookは➁と思われます。

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