移民法は株高効果のある政策だが、その成立過程を考えると暗い気持ちになる

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移民法(政府は移民ではないと言っています)が、「なんじゃそりゃ?」という前代未聞の強引な決議で、延長審議なく本国会で可決しました。(12/6 以降で参議院で承認されて成立が確定します)

移民は完全に必要であると個人的には考えます。子育て世代の困窮はほぼ無視で、高齢者優先で予算も社会保険料も配分しますので(もっとも高齢者の扱いもよく悪くなるより悪化するのですが)、しょうがないでしょう。何十年も前から今の事態は分かっていた事なので、今からの取り組みでは遅いぐらいと思います。今から出生率が急に2になっても効果が出るのは20年後ですから、移民に反対なら、きちんと対案を出さなくてはいけません。人口減と国力は関係ないという人もいますが、よほど優秀な国民ならそうでしょうが、日本人が他国民に比べて優秀だとも思えませんので、やはりある程度は人口と国力は比例するような気がします。

個人的にはやむ終えない法案と思いますし、嫌ならもっと早く少子化を強引にでも解決すべきだったでしょう。

問題は成立過程です。法案がここまで穴だらけで、成立など前代未聞です。普通は関連省庁で数年にわたり協議して、綿密に穴を埋めて、このような重要法案は成立させるはずです。法務省の出来が悪いという声がありますが、全くの見当はずれであり、そもそもが時間の足らない無茶振りです。これでは官僚たちが責められても気の毒です。

官僚にとって常識的にはこのような穴だらけで法案を審議に出すのは恥であるはずです。十分な時間が与えられた上でなら、致命的な穴を一つ指摘されただけで、担当者は一生出世できなくなるほどの不名誉と思います。少なくとも、昔の矜持のある官僚なら徹底的に抵抗したのではないでしょうか? もっと時間が必要なはずです。時間をかけれない事情は現政権のせいだけではありませんが、 成立してから検討する、ではあまりに杜撰でしょう。意味不明です。

これが状態となると、過去のような政府や軍部の暴走と似たような状態が再出現しかねません。

総理が外遊に出るからという理由で参議院本会議が開催されたり

参議院の法務委員会の日程が委員長の職権のみで決まったり

国会審議はおざなり

審議の上に載っている法案は穴だらけ

政府が 特定秘密を指定すれば メディアは報道できない状態になってしまっているためか?

もうやりたい放題です

今回の移民法( 水道法も漁業法も) の成立過程は、国家機構の根元が根本的に覆っている気がします。 不気味で、暗い気分になります。この国は、なぜか国民が政府を信用しすぎて、明らかにおかしい言葉の言い換えや、事実と異なる大本営発表を信じやすい傾向があり、時代の流れから遅れて欧米の真似をして潰される傾向にあります。その傾向ゆえに、あの馬鹿げた100%負ける戦争に突入した黒歴史がありますが、またそのような傾向がどんどん出てくるなら、日本から逃げた方がいいのではないか? とすら思います。(といってもどこの国も今は似たようなもので逃げ場はないかも知れませんが、最終的に負ける戦略を取る国にいると悲惨です)。まず、言論の弾圧や、言葉の言い換え、稚拙な情報操作の傾向が出て、極右的な人間の言動がめだつ形で兆候がでてきます。すでにその兆候が見えていますので、今後の政権運営、政治家の言葉や態度には要注意です。政権に批判的な発言をしたニュースキャスターがいつのまにか降板しているとか、おかしな状況がないかよくよく観察しないといけません。

国会議員たちから

国会は官邸の下請け

これではゼロ院政

とか、いった自嘲の声が聞こえてくるのは、異常です。さらに国民が、本国会の移民法、水道法、漁業法に、片山さつき氏他の普通閣僚辞任ものの不祥事で辞任もなく大臣を続行することにほとんど関心を示さず、政権支持率も安定しているのはさらに異常です。

政権よりも、異常なのは

これだけやりたい放題、民主主義の手続きも過程も無視されて、メディアも国民も騒がない事です。日本はオワコンになってしまった可能性すら考えてしまいました。

投資家としては、最近の変化は将来的に莫大な損失を被る可能性があり、どのように対処していけばいいのかよくよく考える時期に来ているかもしれません。

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