米国のデフォルト問題

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先週末はトランプ大統領が緊急事態宣言で国境の壁の予算を強引に他に割り当て済みの予算から流用して確保する強行手段に出たため、米国与野党の対立が深まり、予算成立が危惧される事態になっています。

中国との交渉進展を期待されているのは好材料、デフォルト危機はマイナス材料でしょう。

民主党は裁判で大統領権限の乱用を訴える予定のようです。まあ天災や戦争やテロではありませんので当然の対応と言えます。あとは弁護士の力量と司法が大統領に影響されずに判断するかどうかです。

裁判になるにしろ、1年ぐらいは結論が出るまでにかかるものと思われます。その間に壁建設予算はどうなるのでしょうか? 壁建設は着手されないのか? とりあえず建設に着手するのか?トランプ氏としては、とりあえず小規模でも建設に着手させ、体裁を最低限保った上で、思ったように建設が進まないのは民主党のせいとするなどなんらかの方策で対面が保てるならある程度の妥協を結局はしてくるものと思われますが、民主党がそれをさせるかどうかですね。

ただ米国債のデフォルトが本当に発生するとなると、民主党もダメージ0とはいきません。共和党の反大統領派を取り込み、議会vsホワイトハウス の構図に持ち込み世論の賛意を得てデフォルトはトランプのせいだという世論を作る、トランプの体裁を最低限取り繕う取引に応じて事実上裁判中の壁建設が進まないようにして国債上限をあげる事に同意するという選択肢があると思います。現実的なのは後者でしょうが、民主党は大統領の弾劾手続きを進めており、その動向によっては強硬にデフォルトに向かうチキンレース状態になる可能性も出てきます。全ての悪い出来事はトランプが大統領であるからという世論形成ができるなら最終的な利益は民主党に大きいわけです。デフォルトの場合は円高ドル安、株価暴落で投資家にとっては悪夢でしょうからおそらくそれは許されないだろうし民主党支持の富裕層もそれを避けたいはずというのがトランプ氏の読みと思います。こういうギリギリの交渉を彼は人生で何度もやっているのでしょうね。

現在円安基調にありますが安易に押し目の今買い向かえないのもそういう状況があります。日足では円安ドル高&株高ですが、週足ではまだ円高ドル安株安ですので危機が遷延するとまた大きな下げが今月末から来月開けに来るかもしれません。 波がきたらうまく乗りたいものですが仕事の都合次第ですね。

オバマ大統領の時代も共和党に議会を占拠されてからは毎年国債のデフォルト問題が出ていました。今回は、トランプ大統領は民主党が妥協しない限り出口のない状況に好き好んで自分を追い込んでいます。民主党がある程度トランプの顔を立てる妥協案を示すなら、当面問題はありません。有権者への対面上、ある程度の調整案は提示するものと思われますが、どこまで調整し、トランプ大統領が受け入れる案が出てくるかどうかだと思います。民主党が有権者へ充分配慮し、かつ党として体裁を保った妥協案を提示しトランプ氏が受け入れる必要がありますが、擦り合わせはかなり難しい状況と思います。さすがにトランプ氏は今回は強硬すぎるように思いますが、それだけ追い詰められているのかもしれません。壁建設できないなら支持基盤が大きくゆるぎます、よくも悪くも有言実行がほぼ唯一のトランプ大統領の長所だからです。ここで妥協したら支持者の失望は大きいでしょう。デフォルトすれば、国債のデフォルトを許した大統領として不名誉な名を刻みます。この場合は、議会と大統領のどっちが悪いんだ? という議論になりますので、米国の分断は深まりトランプ大統領に都合の良い面もあります。しかし、民主党支持が増える可能性がありますし、大統領の弾劾も加速していくかもしれません。特に米国の富裕層の大部分がトランプを見限れば、トランプ大統領は牢屋行きです。どちらかというとトランプ大統領が不利な立場に見えるのは私だけでしょうか?

米国景気は強いですが、減税効果が2019年年度は無くなりますので、今年は本業の上乗せでどこまで企業業績の低下を補えるか? というのが勝負となります。

ブレグジット もありますし、

株価は大きくは上昇しにくい相場環境といえます。

売りでも買いでも勝負できるのがFXトレードの良いところです。 出来るだけマメにチャートを見て大きな利益をあげたいですね。

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