累進課税強化か? 富裕税か? :税の教科書国富論に学ぶ

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昨日は ドル円売りで59280円の利益でした!

久しぶりに当てましたね!

下落の初動は逃しましたが、第2波と第3波はきっちり捉えました。

そういえば、相場はサーフィンに似てます

波を捉えたものが勝ちます

ユーロドル売りたて玉は沖に流され気味で損失が15万円に膨らみました

そのうち岸に戻ってきてほしいものです

ここ2日間で税金について、長々と書いています

2日かけて、どんだけ日本の税制が

簡素でなく複雑で

公正でなく

中立でも平等でもない事が分かったと思います

日本の税制は

年収1億程度までは累進性が保たれていますが

明らかに 年収1億以上の人と

大企業を優遇する意図が明確な税制なのです

タックスヘブンなどいかなくても

それなりに富裕層が低税率で暮らせる国なのです

ただし複雑怪奇な税制ですから、専門の税理士に対するコストはかかりますが、彼らにとっては安いものです

アダムスミスの国富論を知っているでしょうか? 世界史の授業で名前は必ず出る名著です。正しい税制と経済のあり方について述べられており、根本的な部分は、今でも通用する本質をついている、示唆に富む本です。

この本で有名な言葉が述べられています

「神の見えざる手」

市場原理に任せて、無駄な介入をしなければ自然に物価は妥当な値段に落ち着くということです。

富裕層は、神の見えざる手に任せればいいのだから、共産主義的な弱者補助金はやめて、税金や社会保険料を下げるか、全て民間に任せろ! と主張する根拠に使われます。

また税金の4原則をこの本で示されています。

先の3原則の元になった表現で意図することは税の三原則と同じです。

簡易、明確、公平、低コスト

が税制の原則であると説きます。これを否定できる学説は存在しないと思います。

日本の税制はどれ1つ満たしていない、最低の税制です。アダムスミスと日本、どっちが進んで考え方なのか? むしろ現在の方が退化しているように思います。

さて、金の亡者大好きな「神の見えざる手」ですが、 この前提条件を述べていることは金の亡者たちは無視します。

「経済社会に最低限のモラルが備わっている」 という前提です

アダムスミス氏は、労働者が生活に必要な賃金すらもらえないような労働はあってはいけないと言っています。労働者に正当な賃金を払わなければ、神の見えざる手で正常な経済活動に誘導されることはないということです。

さらにもう1つは重要な前提があります

「税金は富めるものがより多く負担するのが当然である」

という前提です

目から鱗です。まだ民主主義もない時代にこんなに真っ当な真実をズバリと言い当てている、まるで現代の低賃金が蔓延する強欲資本主義が何故うまくいかないのかを表現していることに驚きを感じます。

また国民は、しっかり教育を受けなければならないと言っています。

日本で問題なく生活できる賃金とはおいくらでしょうか?

人口維持には子供二人以上は必要ですから

夫婦子2人で試算します

地方都市ですと

月に

家賃 7万円

食費 12万円 (1人1500円)

水道光熱費 1.5万円

衣類など雑費 2万円

通信費 1万円

交通費 1万円

自動車 1.5万円 (15年で250万円の車を乗り潰す)

子供1人あたり教育費 10万円 (全て国公立で 大学卒業までに1345万円という試算を元に、1345/(22×12) で1人あたり1ヶ月に5.1万円)

老後の蓄え 3000万円 構築する積立資金 4万円 (35年で貯めるとすると7万円、運用で倍にするのは現実的なので、その半分強)

という計算で

娯楽なしで

まあ 生活は不安は少ないというレベルは

40万円/月 の キャッシュが必要になります

所得税の実効税率はこのクラスだと10%

消費税 は 実質 6% ぐらい

社会保険料 実質 8%

で合計 24%が 国にもってかれていますから

キャッシュで 40万円もらうためには

40万円/0.76 で月53万円必要です

年収 636万円です

日本の平均所得は今どんどん減って、430万円ぐらいです。 平均世帯所得で580万円。

平均で足りてないですね。

アダムスミスは最底辺で生活が普通のできる程度に、全ての労働者に払え! と言っているわけです。そうでないと、神の見えざる手は機能せず、貧富の差は拡大して、社会は不安定になると言っています。

四人家族の世帯所得で636万円、少なくとも600万円が目指すべき労働賃金だということで、やはり日本は搾取されている社会だということです。 企業の純利益も、大企業のCEOが胸張って最高純利益更新! とか言っても、これだけ給料払ってから言えという話なのです。

最低賃金を計算すると、男女平等に300万ずつ夫婦で稼ぐとすると、年250日1日8時間労働すると、時間1500円になります。

よって最低賃金は1500円で設定すべきという話になります。最近は、先進国で最低賃金1500円はよく聞く話ですが、根拠のある数字なのですね。きっと、きちんと国富論などの素養のある人が国の運営側にいるのです。日本とだいぶ違いますね。

資本主義とはそういう前提がなければ、搾取主義になってしまうのです。 この前提を守るのなら、富めるものは富んでください。個人の利益追及は正義です! と、アダムスミスは言っているのです。

すごくまともな考えですね。

300年近く前にこんな素晴らしい理論を構築してくれたのに、欲が邪魔して未だにアダムスミスの理想をこれっぽっちも実現したできていない。人間とは愚かな生き物だと思わざるを得ません。

実現するためには、税制改革と教育改革が必要と思います。

次回は可能性のある税制について個人的見解を述べます。

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