昨日は主にユーロ売りで 11346円の利益でした
ユーロは大きく下げるか? と思いきや
抵抗帯で苦戦中です
ポンドよりは今は弱いですね
ポンド上げたぶんまた大きな下げが来そうです、要チェックです
ユーロも引き続きフォローします
ユーロ円 売り7単位
ユーロドル売り7単位
保有中で、 損益ほぼゼロですね
少し前の話ですが、GPIF が 2018年10-12月期の株、債権、為替ポジション全てでマイナスを記録したという報道がされ、市場に衝撃が走りました。GPIFの最高責任者水野CIOが米国カリフォルニア州の職員退職年金基金カルパースの理事会で発表したものです
日本国民はのんびりしているので、呑気に政権を支持していますが、実はこれは衝撃的にヤバい話なのです
分散投資を長年やっていれば実感できますが、株でも債権でも損失を出しさらに為替ですら損失を出した、というのはどうしようもないほど運営が下手くそ極まりないと発表したようなものです
普通は株の失敗を債権で補うとか、円高にベットして為替で補うとか、ヘッジが自然となされるもので、株が暴落してもどこかはプラスになります
そういうヘッジ機能のない取引をしている馬鹿ものであると証明してしまっているのです
もちろん災害や銀行破綻や大きな戦争では株、債権同時暴落はあり得ます
でもプロなら為替で幾分補うはずです
そもそもそんなイベントはその時期に起こっていません
さらには、GPIFは全く危機感がなく、グローバル市場が非常に同期化した状態では運用担当者が全ての資産で同時に損失を出す可能性がある、と安倍政権さながらの呑気な理にかなわない事を言っており、損失は市場のせいであると言っています
馬鹿げた話です!
同時期の相場環境は、確かにある程度変動はありましたが、株でも債権でも為替でも全てのアセットで利益の出せない相場ではありません。 株の暴落は2019年1月ですし、それですらチャート上の兆候は見て取れるのでなんらかのヘッジ手段は取ることが可能で、株でも債権でも為替ですら損失などという事態はあり得ません。私は同時期に450万の原資で為替で60万程の利益を出しています
毎月プラスでコンスタントに、です
運用のプロが、全てのアセットでマイナスにする状況では断じてなかったわけです
相当無能な取引をしているものと思います
では、運用担当者が悪いのでしょうか?
ここからはかなり推測ですが、おそらくそうではないと思います
おそらく“運用担当者が取引手法を制限されている”せいだと考えています
日銀やGPIFが日本株の買い支えを政府に強要されていることは周知の通りと思いますが、日本円の円安誘導、日本国債買い支えも政府の方策として行われています(全てGPIFが関与しているかどうかはわかりません)
このような上から無理やり買いたくない時に購入を強要されているような状態で、運用担当者に成績を期待するのは酷な話です
そもそもGPIFの運用下手は目に余るものがあります
Bloombergの報道によると
GPIFの2001年から2018年の運用収益はプラス3.03%です。一方カルパースの平均年間運用実績はプラス6%強です。これは本当でしょうか?
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-20/PWK2VN6KLVR501
よく見てください
この書き方だと
GPIFの運用実績は年間3.03%ではなく
2001年から2018年で3.03%とあります
おかしくないですか?
同じ年金運用組織のカルパースは “年間” 平均6%強の利益とあります
カルパースの運用成績が異常に良いのでしょうか?
基本的にそんな事はありません
購入売却手数料無料のインデックス投信を、何も考えずに、国内債権、国内株式、海外債権、海外株式 に1:1:1:1で25%ずつ毎月積み立て利率は再投資方式で運用すれば、普通に5%から10%の利益は年間平均運用益として出ます
2001年からこれまでの相場で経済はきっちり成長しており、GPIFも同じくらいの運用益は、専門家が運用しなくても確保できるはずです。 はっきり言って、 “私が” 運用してもそれくらいできてしまう相場環境ですし、書類や会議がないなら、はっきり言って、資産運用関連んでは、なんの仕事もせずに運用できるレベルと言って良いでしょう。 コツコツ買っていくだけですからね
ではGPIFの数字がおかしいのでしょうか?
HPでも堂々と公表していますので
https://www.gpif.go.jp/gpif/faq/faq_05.html
どうやらこの18年間の平均運用利益がたった3.03%の様です
流石に 2001-2018年トータルで3.03%ではないようですね
ちょっとだけ安心しました
でも低いですね
リーマンショック後で平均5.05%/年の利益
異常です
2012年から一貫して好景気というこの上なく良い条件ですら、5%?
リーマンショック直後の暴落を削除してです
2009年から2012年も惰性で下がってますが
債権や為替が読みやすく、リスクヘッジは簡単だったはずです
この最良の時期ですら5%の運用益なら、平均3%は妥当というところですね
カルパースの半分です
このような燦々たる有様ですので、何か人為的な力が働いた失敗でない限り、このような結果にはならないはずです
やはり思い当たるのは、政府に要請による日銀とGPIFの異常な市場介入です
投資アセット分布と購入タイミングに齟齬をきたしている可能性が高いと思われます
アベノミクス はこういう面でもインチキであると個人的には思ってしまいます
官製相場というのはろくでもないのは確かなようです
当然GPIFの運用が税金もしくは年金の収益の一部が投入されています
公的資金でプロに依頼してこの有様で誰も責任を取らない、市場のせいと言うだけ、というのはおかしくないでしょうか? これなら私の年金は私自身で運用させて頂きたいものです
運用担当者は良心があるのなら、何がGPIFで起こって、こんなポンコツな運営状況なのか? 詳細な実態を暴露してほしいものですね